開催要項
松山市青少年育成市民会議は、子どもの育成に関係する多くの団体で構成され、家庭や学校、地域、企業、行政などの垣根を越え、『社会全体で子どもたちを守り育てる社会』の実現を理念に活動する社会教育団体であり、地域や団体等の支援や連携強化、組織体制の充実に努めながら青少年の社会性の向上のために活動しています。
現在、多様な人間性を認めあいながら共存できる社会の実現が叫ばれる一方、その社会構造の変化によってのしかかる負担が、子どもの健全育成を阻害する一面も顕在化しています。また子どもたちのみならず、我々大人も含めた社会問題に対応するため、社会教育の活性化にも期待が寄せられています。
直接的な支援はもとより、松山市青少年育成市民会議の構成団体の関係者は地域で子育てを支援する指導者としての役割があることから、改めて困難を抱える家庭や子どもたちの現状を知り、時代が求める活動を模索していくための一助となるよう本大会を開催します。
主催:松山市青少年育成市民会議 共催:松山市・松山市教育委員会
後援:愛媛新聞社・NHK松山放送局・南海放送・テレビ愛媛・あいテレビ・愛媛朝日テレビ・えひめリビング新聞社・愛媛CATV
【開会行事】 13:00~ 開会あいさつ/来賓あいさつ/来賓紹介
【表彰行事】 13:20~ ポスターコンクール・市民会議杯 表彰
【講演】14:00~ 『こどもが”こども”でいられる地域に』
~ヤングケアラーの理解と身近なおとなができること~
“こどもまんなか”社会が目指す日本の未来像とは?社会課題の解決にむけた地域力について考える。
《講師》友川 礼(ともかわあや)先生
社会福祉士(ソーシャルワーカー)
松山東雲女子大学人文科学部
心理子ども学科心理福祉専攻主任 准教授
松山東雲こども教育実践研究センター副センター長
【講師プロフィール】
愛媛の子どもや子育て家庭に関わる福祉・医療・保健・教育・心理・司法等の専門職を対象に子ども虐待への対応力向上など、様々な活動に携わる。(研修プログラムの企画、新たな子育て支援サービスの開発、支援者のネットワークづくりの企画・運営など)また、民生児童委員や子どもに関わるNPO等の地域の子育て支援の方々と「親子の絆を深め、安全で効果的な対話としつけ」「家庭で教える生活技能」「親子の遊び」などの体験プログラムを提供している。
〈研究テーマ〉
・教育現場におけるソーシャルワーク実践に関する研究
・スクールソーシャルワーカーの社会資源の開発スキルに関する研究
・保育所の保育者の相談援助力を高めるためのソーシャルワークの活用に関する研究
・母子生活支援施設における子ども虐待予防のための家庭支援プログラムに関する研究
・母子生活支援施設の職員の相談援助力を高めるソーシャルワークの活用に関する研究
〈著書〉
『社会福祉:相談援助の方法と技術』中央法規(2022)
『社会的養護の理念と実践』株式会社みらい(2017)
『児童家庭福祉の相談援助:相談援助の事例Ⅳ-母子生活支援施設―』建帛社(2015)
〈社会での活動状況〉
内閣府こども家庭庁こどもの居場所部会委員/愛媛県子ども・子育て会議委員/愛媛県教育委員会SSWスーパーバイザー/愛媛県不登校児童生徒等支援連絡協議会副委員長/愛媛県フリースクール選定審議会/不登校児童生徒等支援コーディネーター/松山市子ども・子育て会議委員/松山市社会福祉審議会専門員、地域福祉専門委員会、民生児童委員専門委員 など