事業・活動

令和6年度 社会のモラル・ルール・マナー『4コマまんがコンクール』受賞作品

井谷瑠華 さん

森 杏奈 さん

堀真由美 さん

西山陽一朗 さん

山本友花 さん

髙橋由衣 さん

村山大輝 さん

森本 葉 さん

奥長浩子 さん

櫨木清佳 さん


審査総評

 「あれ、このキャラクターは去年も見たよ」と一見してわかった一般の部の作品が数点ありました。毎年、このコンクールに関心を持っていただいて応募してもらっていることに感謝です。今年は、高校大学生の部と一般の部の応募が多く、レベルの高い作品が目立ちました。この2つの部門の最優秀作品はともにPCを使った作品です。PCを使った作品はますます増えていますし、写真の作品も多くなっています。
 しかしながら、今年、写真を使った作品は入賞しませんでした。写真だとコマの中に視覚情報が多くなりすぎて焦点がぼけてしまう傾向があり、簡単そうで難しいのです。次回、どなたかが表現の突破口を開いてほしいものです。
 4コマまんがの表現についての工夫も必要です。4コマまんがは、4コマのストーリーとイラストの両方を工夫してテーマ(主題)を表現します。今年の傾向として、イラストはうまく表現しているのに、ストーリーに物足りなさのある作品が目立ちました。4コマのストーリーは、オーソドックスな起承転結であったりオチやヒネリがあったりして、見る人になるほどと感心させる工夫が必要です。そのあたりの工夫を入賞作品から感じ取ってほしいです。
 さて、入賞作品について述べます。
 小学生の部について。最優秀作品は、まさにストーリーに上手なオチがあります。秀逸です。優秀作品は、キャラクターを小学生らしいかわいさで表現できています。
 中学生の部について。最優秀作品は、イラストの醸し出す雰囲気が独特ですし、言葉が少ないことも個性的な表現になっています。優秀作品は、的確な描写力と構成力でテーマをわかりやすく表現しています。
 高校大学生の部について。最優秀作品は何といっても色彩が美しい。言葉がシンプルだけど説得力があります。特に、4コマ目の言葉とイラストが見事です。優秀作品の「エサやり禁止」は思わずニコッとしてしまうストーリーが魅力です。「自転車の気持ち」は文学的な言葉のアイデアが見る人を引き付けます。
 一般の部について。最優秀作品は、各コマの画面構成やキャラクターの完成度、ストーリーの斬新な視点・発想力が見事です。優秀作品の「だれでもできる思いやり」は、キャラクターの表情の豊かさや変化が何気ないシチュエーションを印象的に表現されています。「持ちつ持たれつ」は、優れた描写力で4つの画面を細かく仕上げ、ストーリーの発想が独創的です。
 今回の一般の部での入賞者は40歳代と50歳代の方です。高校大学生の部に大学生もいます。当初、このコンクールの応募対象は小中学生が中心になるだろうと想定していましたが、現在、多くの大人が参画していただくことによって、さらに意義のあるものになっています。これからも、一人でも多くの方が「社会のモラル・ルール・マナー」について考えていただいて、たくさんの応募があることを期待しています。

審査員長:其田建一郎  


審査員

愛媛県美術教育連盟顧問 其田建一郎(審査員長)
愛媛県美術館学芸課長 八木誠一(副審査員長)
学校教育課美術担当指導主事 飯尾美希
教育委員会教育支援センター事務所長 池田浩樹
松山市青少年育成市民会議 三役/事務局長
※敬称略

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