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事業・活動

令和5年度 社会のモラル・ルール・マナー『4コマまんがコンクール』受賞作品

【小学生の部最優秀賞】『○○スマホ』東 楓華 さん

【中学校の部最優秀賞】『勝手に撮影しちゃだめだめ。』榎本優神 さん

【高校・大学生の部最優秀賞】『みんなの海を守ろう』村上千紘 さん

【一般の部最優秀賞】『自転車でも』岩本一万里 さん

【小学校の部優秀賞】『気持ちよくおかたづけ』深川小梅 さん

【中学校の部優秀賞】『思い出はスマホより』割貝心奏 さん

【高校・大学生の部優秀賞】『優しい世界』池田瑠菜 さん

【一般の部優秀賞】『あいさつの魔法』川淵千晶 さん



審査総評

  昨年、本コンクールの応募数が過去最高になりましたが、今年はさらにそれを上回る応募数がありました。「社会のモラル・ルール・マナー」について考える機会を創出するという目的で行っていますから、多くの方に応募いただいていることは好ましい傾向であると言えます。
 全体的な傾向について。年々作品のレベルが上がっていますが、より多様性が増しています。事前に写真での4コマまんがの表現がかまわないことを告知していましたが、写真だけでなく、スマホやPCを活用した作品も過去最高数で、表現材料や表現方法もますます多様になっています。
 入賞作品にについて述べます。
 小学生の部について。どちらの入賞作品もイラストがうまいです。小学校5年生とは思えないレベルの描画力です。最優秀作品は犬が浮くという展開がよく考えられています。優秀作品は犬のウンチという表現しにくい内容をうまくまとめています。
 中学生の部について。最優秀作品は、PCを使って今時のテーマについて着想しストーリーをまとめ、イラストもうまく描いています。優秀作品は、手描きのイラストで、シンプルでありながら温もりが感じられます。
 高校大学生の部について。最優秀作品は、数多くあった写真を使った作品の中で最も優れていました。写真がすっきりしていて美しく、ふきだしや文字の構成もよくまとまっています。優秀作品は、何気ない些細な出来事に着目しながらも、結果が肯定的なストーリーで新鮮です。イラストもわかりやすくすっきり表現できています。
 一般の部について。最優秀作品は、ありがちでありながら新鮮なテーマを、ストーリーとイラストともにうまくまとめています。ドキッとする大人も少なくないのではないでしょうか。ただ、誤解しないでいただきたいのは、自転車の飲酒運転はモラルやマナーの問題ではなくて法令違反で罰せられるということです。優秀作品は、否定的な表現ではなくて、肯定的でよくなって成長している場面を描いて作品にしています。イラストも描画力があり、構成も工夫されています。
 最後に、このコンクールは基本的にどのような表現材料や表現方法を使ってもかまいませんし、誰でも応募できます。とても先進的なコンクールです。これからも、一人でも多くの方が「社会のモラル・ルール・マナー」について考えていただいて、たくさんの応募があることを期待しています。

審査員長:其田建一郎  


審査員

愛媛県美術教育連盟顧問 其田建一郎 先生(審査員長)
愛媛県美術館学芸課長 八木誠一 先生(副審査員長)
学校教育課美術担当指導主事 飯尾美希 先生
松山市教育委員会教育支援センター事務所長 千原裕二様
松山市青少年育成市民会議 三役/事務局長

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