【ケータイ大国の行方】
教育現場での功罪
〜排除か有効活用か〜


◆携帯電話を好き放題に使っていると、学力が下がる。親にとっては心配な結果が、昨年公表された全国学力・学習状況調査(学力テスト)で明らかとなりました。



◆文部科学省によると、携帯電話の使用状況と学力との相関関係を検討した結果、中学3年生で、通話やメールを「ほぼ毎日する」生徒と「携帯を持っていない」生徒では数学Bで7・6点の差がありました。また、使い方について「保護者との約束を守っているか」の質問では「守っている」と「守っていない」とでは数学Bで15・4点、国語Bで13・5点の差がつきました。

◆「学力が落ちるのは当然」と話すのは、東京都内の公立中の現役教諭。教諭は3年ほど前から、生徒の"異変"に気づいていました。

◆「午前中の授業で、ぼーっとしていて明らかに眠そうだった。尋ねてみたら、夜遅くまで友達とケータイでメールをしていた。携帯電話に依存して生活習慣が乱れ、勉強に集中できなくなるから成績が下がる。授業中は上の空で、学習態度の評価も悪くなる。」

◆この教諭は生徒からこんな状況が読み取れるといいます。



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