「非出会い系サイト」
児童・生徒の被害急増


◆報告のあった非出会い系のサイトはゲームサイトの被害が最多。プロフ、ブログ(日記風サイト)、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などが続きます。(平成21年上半期、北海道警調べ)

◆ゲームサイトは、そのおもしろさから利用者が急増。ある大手サイトは無料会員が1500万人で、全国で数千万人がゲームを楽しんでいます。

◆こうしたサイトはチャット(おしゃべり)コーナーがあり、"出会いの場"にもなっています。捜査関係者の話では、これを悪用するケースが増え、ゲームサイトの人気に比例するように犯罪被害が増えているようです。

◆趣味の交流やアイドル募集などのサイトも事件に巻き込まれるケースがあります。有害サイトを遮断するフィルタリング機能をすり抜けます。

◆出会い系サイトに『小学6年です。2万円で』『日曜に3万円で会って』などと書き込む少女たちと異なり、犯罪の意識がまったくない少女もいつの間にか被害に遭ってしまいます。

◆ネット犯罪に詳しい田中博之教授(早稲田大学大学院)は「犯罪のメカニズムは想像を超えるスピードで変化し、親や先生が把握して防ぐのは難しい。犯罪に巻き込まれないために、子供たちに携帯電話は便利だが危険が伴うことを教えるのが一番。警戒心を持つこと、規範の強化といった安全教育が最良の犯罪防止策」と、家庭で実践したいルール7カ条を提案しています。



【1】時間を決める(1日計1時間まで)
【2】料金の支払い限度を決める
【3】携帯電話を親に見せられる状態にある(監視しなくてもいいが、親が「見せて」と言ったとき通話記録やメールの内容を見せるよう話しておく)
【4】学校のルールに従う
【5】誰の心も傷つけない書き方を心がけ、相手や自分の命を守る
【6】困ったらすぐ大人に相談する
【7】約束を守れなかったら親が預かる

(出典:インターネットホットライン連絡協議会/田中博之著『ケータイ社会と子どもの未来』)



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