「無料」携帯ゲーム相談3割増
小学生がトラブルに

国民生活センター発表


◆タダなのに高額請求
「無料で遊べる」などとうたう携帯ゲームサイトで高額請求が相次いでいる問題で、国民生活センターは、2009年4月から12月までの相談件数が全国で273件に上ったと発表しました。

◆小学生が親の携帯電話を使ってトラブルになるケースが目立つといい、同センターは業界団体に、利用料が必要なことなどを表示するよう要望書を提出しました。改善されない場合は事業者名の公表も検討する予定です。

◆要望書を受けたのは、携帯サイト運営会社などで作る一般社団法人「モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)」(東京都渋谷区)と、同「日本オンラインゲーム協会」(同)。センターによると、2009年4〜11月で、オンラインゲームを巡り、同センターや各地の消費生活センターなどに寄せられた相談は654件に上り、「無料」ゲームに関する相談は約4割を占めました。



◆多くは「無料で遊べると思っていたのに高額な利用料を請求された」という相談で、請求されるまま9万円を支払ったケースもありました。

◆年齢別で見ると、未成年者は約4割の110件で、小学生の51件が最も多くなっています。相談事例でも、「小学校低学年の娘に自分の携帯電話でゲームをさせていたら10万円の請求書が届いた。娘はゲーム上でアイテムを購入していたが、本当のお金がかかると知らなかった」(東京・30歳代女性)などと、小学生が現実とゲームの金の区別がつかないケースもありました。

◆同センターには2年前から「無料」ゲームに関する相談が増え始め、年100件前後寄せられていましたが、2009年度に入って件数が3倍近くに急増していました。

◆MCFは、「消費者に誤解のない表現のあり方を検討していきたい」としています。

(出典:インターネットホットライン連絡協議会)



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