◆警察庁が、２００９年における出会い系サイトに関係した事件の検挙状況を発表しました。

◆それによると、出会い系サイトを通じて犯罪被害に遭った児童（18歳未満）は４５３人で、２００８年の７２４人から３７.４％減少しました。

◆被害児童の９９.３％は、携帯電話を使用して、出会い系サイトにアクセスしていました。

◆出会い系サイトを介した被害児童が減少した一方で、プロフィール紹介サイトなど、出会い系ではないコミュニティサイトの利用が発端となった犯罪被害に遭った児童は１,１３６人に上り、２００８年と比べて３４４人（４３.４％）増えています。

◆非出会い系サイトに関係した事件の検挙状況としては、青少年保護育成条例違反が８０３件と最も多く、以下は児童買春・児童ポルノ法違反が４６３件（児童買春２９７件、児童ポルノ１６６件）、児童福祉法違反が５９件と続いています。

◆なお、出会い系サイトに関係した事件として警察が把握した件数は１,２０３件で、前年比で２４.４％減。罪名の内訳で最も多かったのは、児童買春・児童ポルノ法違反の３９８件（児童買春３５８件、児童ポルノ４０件）で、全体の３７.７％を占めました。

◆また、出会い系サイト規正法違反は３５３件（禁止誘引３４８件、届出義務４件、名義貸し１件）。禁止誘引は前年から１９件減少しましたが、児童による誘引は２２２件で前年から１０３件増えています。

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