メールの多い子は
親と会話不足

文部科学省
携帯実態調査より


友人のブログのチェックやメールに追われ、多くの時間を費やす子どもたち。文部科学省の携帯電話の利用実態調査に、専門家は「子どものケータイ依存が進むと、コミュニケーション力が衰える」と警鐘を鳴らしています。
 東京都内の高校に通うマナさん(16才仮名)が、ほぼ毎日更新するケータイサイトは7つ。自分の行動を実況中継するかのように書き込む「リアルタイムブログ」、「プロフ(自己紹介サイト)」、友人らと一緒に撮影した写真を載せる「アルバムサイト」――など。
友人のサイトも念入りにチェック。学校の昼休みはほとんど学外の友人とケータイでの会話に費やし、メールは1日100通以上送るときもあるが、「こんなの当たり前」とマナさん。通学中にケータイを忘れたのに気づき、慌てて家に戻ったことがあるという別の高1女子(16才)も、「遅刻すると分かっていたけど、メールが見られないと落ち着かない」。
 今回の調査では、ケータイへの依存度が生活習慣に影響することもわかっています。小6の場合、1日30通以上メールをやりとりする子は、30通未満の子に比べ、学校での出来事を親に話したり、親と一緒に食事をしたりする割合がいずれも下回っていました。ケータイ依存が進むと、相手の表情を読み取りながら意思疎通を図る能力が低下し、人を傷つけることに鈍感になり、ネットいじめにつながる恐れもあるため注意が必要です。
(出典:インターネットホットライン連絡協議会)




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