【感謝する心】
 「ありがとう」という言葉の語源は「有る事難し」です。そもそもは「当然ではない」「当たり前ではない」という感謝の意味でした。子どもたちに「ありがとう」を教える時は、「有る事難し」という本当の意味を教えたいものです。
 私たちは皆、助けあい支え合って生きています。ともすると、助けられ支えられている「有難さ」に、子どもはもちろん、私たち大人も気づいてないことがあるのではないでしょうか。子どもたちには、いつもしてもらっていることを当たり前と思うのではなく、感謝の気持ちを持てるように指導しましょう。
 また、休日には、地域の活動やボランティアなどに親子で参加してみませんか? 子どもの成長に応じて、その子なりにできることを見つけ、活動していく機会を与えることは、「自分も社会の一員である」という自覚と責任感を持つことにつながります。
 また、いろいろな年代の人や大人と一緒に活動することは、将来の進路や生き方を考えていく上でも、社会のルールを学んでいく上でも貴重な機会となります。大人自身が家族や地域の人たちに「ありがとう」と感謝する気持ちを持つことで、子どもたちも感謝し、感謝されることの気持ちよさを覚えていくのではないでしょうか。

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