
    【まわりのことに気を配る心】
     公共の場では、子どもであっても周囲の人への気配りが必要です。例えば、大勢の人がいる場所では、他人の迷惑にならないよう、小声で話すといった気配りです。電車、バス、病院などの公共の場では非常時以外は、携帯電話での会話は慎みましょう。運動会や地域の行事など、多くの人が集まる場所では、まわりの状況を考えて行動することが大切です。「すみませんが…よろしいでしょうか?」といった謙虚な気持ちで接することで、気持ちよく生活が送れるものです。「自分さえ良ければそれでいい」といった自己中心的な考え方ではなく、「みんなが気持ちよく」「みんなが使いやすいように」など、相手の立場に立った思いやりの気持ちです。「地域の中の自分」、「地域に支えられて生活ができる」という自覚を持ち、子どもたちには、たくましく生きていく社会性が養えるよう指導したいものです。また、子どもに注意を促す時は、漫画の病院での例にもあるように「○○○に怒られるから…」という理由ではなく、「多くの患者さんがいる場所だから迷惑をかけてはいけない」というように、適切に理由が理解できるような言い方が大切です。
     公共の乗り物で「席をゆずる」べきシーンはよくあることです。気にはなっても、とかくまわりの目を気にしすぎて静観するということがあります。たとえ断られたとしても恥ずかしいことではありません。目上の人を敬う心を持っていることは、評価されるべきことだからです。
    
    驪←前 麗最初 黎次→
    
    Copyright (c) 2009
    MBYC All Rights Reserved.